毒ギョーザ事件で思ったこと

昨年から、食品に関しては悪いニュースが続いておりますが、ついに最悪の事態が発生してしまいましたね。殺虫剤入りギョーザの事件については、連日新聞やテレビで報道されていますので、今更ここで詳細を述べるようなことはしませんが、ニュースを見ていて思ったことがあります。
中毒の被害に逢った方々の中に、「食べてみて妙な味だなとは思ったけど、まぁこんなものかな、と思ってたくさん食べてしまった」という人がいるのですが、これはちょっと気になります。毒性のある異物が口に入ると、舌が危険を察知して本能的に吐き出し、飲み下すことができないのが普通では無いかと思っていたのですが、味覚がどんどん変わってきているのかもしれませんね。
会社の若者なんかでも、朝昼晩ともカップ麺やコンビニ弁当で済ましているというのがザラにいますし、栄養の大半をお菓子で摂取しているような子供も現実にいます。冷凍食品を多用している家庭などは、それこそごく普通だというのが現状なのですが、子供の頃からそういう食生活を続けていると、正常な味覚が壊れてしまい、何が毒なのか舌が判断できなくなるのかも・・・と思った次第です。
かく言う私自身、ジャンクフード系は好きでして、マクドナルドやコンビニのパンをよく摂取しておりますし、出されたものは不味くても喜んで食う、ということを信条に今まで生きてきましたので(カミさんの作る飯が不味いという訳では決してありませんので誤解の無きよう・・・)、毒入り餃子でも平気でパクパク食ってしまう可能性が大です。どうもこれはキケンです。最後の最後に頼るのは自分の舌な訳ですから、“正しい”味覚を身につけるような食事を摂るよう、いつも心がけないとイカンなぁ、と思いながらニュースを見ている今日この頃です。