AEDの使い方を習ってきた

息子が通っている小学校のホールで、消防署の方々がAEDの使い方を教えてくれるという講習会があったので参加してきました。AEDって、最近は駅や公共施設に設置されているのをよく見かけますが、心臓や呼吸が止まってしまった人の救護に使うという知識はあるものの、実際にはどうやって使うのかサッパリわかっていなかったので、とても良い勉強になりました。
AEDを使う場面に遭遇するなんてことは普通はレアケースだと思いますが、少年野球の場合、ボールが胸部に当たって心臓震盪を起こし、心臓が停止してしまうという事例がありますので、我々コーチ陣としても以前から気になっておりました。実際にAEDを使うような事態は発生して欲しくないですが、可能性がゼロでは無い以上、こういうことは覚えておく必要があると思っていました。
AEDの機器そのものは、スイッチを入れれば音声で指示をしてくれるので誰でも使えそうですが、心肺停止状態の人を発見してから、AEDが到着するまでの間にするべき人工呼吸や胸骨圧迫(昔は心臓マッサージと言ったんですが最近はこう言うそうです)の方法を実技しながら学べたのは大きかったです。心肺停止状態から9分経過すると、社会復帰率が10%を切ってしまうそうですから、救急車が来るまでの間に、その場に居合わせた人がいかに応急手当をするかが重大になってくるかよくわかりました。
実際にそういう場面に出くわしたら、焦ってしまって冷静に動けないとは思うのですが、これからも機会があれば訓練に参加して身体が動くようにしておきたいところです。アチコチにAEDが設置されているのに、うまく使えなかったら意味が無いですから、こういう講習会はもっともっと沢山やってもらいたいし、自治体にはAEDの設置場所をもっと積極的にアナウンスしてもらいたいですね。