リーマンは見捨て、AIGは救済って・・・

以前から噂になっていたリーマンが遂に破綻しましたね。Blogや掲示板を徘徊してみると、同情する声は全く無く、「ざまぁみろ」とか「個人投資家を食い物にした報いだ」的な意見が多いようですが、やっぱり世間の見方はそうなんですねぇ。かく言う私も、最初にリーマン破綻のニュースを見た時には「あ〜ぁ罰が当たったな」と思いましたので、ネットでの大勢の意見はわからないでもないです。
特に、全盛期のライブドアの資金調達に協力して大儲けした証券会社、というイメージが強いので、世間ではあまり良く思われていないのも仕方の無い事かも知れません。ま、リーマンで働いていたくらいの人材なら、引く手数多で再就職には困らないでしょうけど。
で、もう一つ破綻しそうだったAIGの方は、FRBが救済のために9兆円ものつなぎ融資を実施するそうで、何とか破綻は免れたようです。結局、AIGはあまりにも巨大で潰せなかった、ということなんでしょうか。でもリーマンの破綻だって世界中のマーケットを揺るがせており思いっきり迷惑なんですがねぇ。FRBダブルスタンダードはよくわかりません。巨大な金融企業であれば何でもやり放題で、下手を打って傾いても最後は国が助けてくれるという、倫理の欠如を増大させるだけのような気がします。銀行がどんどん合併してデカくなりたがる訳ですな。
それにしても、全ての原因となったサブプライムローンってのは酷い商品ですね。私はこの手の事にはあんまり詳しくないのでよくわかっていませんが、そもそも全く信用の無い水準の住宅ローンに、保険を付けたりデタラメな格付けをして証券化して世界中にバラ撒いたと認識しているのですが、よくもこんな詐欺的商品を作ったもんです。お陰で、私のささやかな株式資産も以前にも増して目減りしてしまい完全に塩漬けです。ウチのクルマは来年も車検を通すことが決定的ですわ。