まさにその通り!

文部科学大臣になった伊吹文明氏の、小学校での英語必修化の必要無し、という発言が波紋を呼んでいるようですね。今朝の新聞で読んで、まさにその通り!と拍手してしまいました。
小学校での英語必修化については、前文科相の時は積極推進していたはずですが、伊吹大臣曰く「必修化する必要は全くない。まず美しい日本語が書けないのに、外国の言葉をやってもダメ」だそうです。よくぞ言ってくれました!という感じです。伊吹大臣は、英語教育よりも最低限の素養や学力を身につけさせることが先決だという考えだそうで、ホントその通りだと思います。プロフィールを見ると、ご自身は海外で仕事をした経験もあり、英会話にも不自由しないそうですから、余計に説得力がありますよね。
私も今まで仕事をしてきて、英語は流暢に喋るのに仕事が全然できないとか、常識が欠けているとか、礼儀を知らないとか、そもそも社会人としてなっていない、なんて人を山ほど見てきました。反対に、英語はたどたどしいのに、ちゃんと外国人とコミュニケーションをとることができ、きっちりビジネスをしている人も沢山見てきました。英語なんてのは所詮はツールの一つですから、それを操る人間が薄っぺらでは効力を発揮しませんよね。運転の下手な私がフェラーリを運転するようなもので、速く走れないばかりか、ただただ危険なだけです。
ウチの息子を見たところで、まだまだ正しい日本語を話せる訳でもなし、躾が行き届いている訳でもなし、これから身につけていくべき事がいくらでもあります。まずは、真っ当で責任感のある人間になるための教育が先で、英語はその後でも充分じゃないかと思います。英語は喋れるけど馬鹿、では困りますからねぇ。あ、私は英語がサッパリな上に馬鹿ですからエラそうな事は言えないんですけどね・・・。