ジャガーとランドローバーが・・・

今朝の日本経済新聞の一面に、インドのタタ自動車がランドローバーとジャガーを買収との記事が出ておりました。事前にアナウンスされていた話なので、あ〜やっぱりそうなのか、と思いつつその記事に目を通していたのですが、考えてみたらスゴイ話ですよね。改めてインドという国の勢いを感じます。
インドはかつてイギリスの植民地だった訳ですが、そのインドの自動車会社がイギリスの高級ブランドメーーカー2つを傘下に収めるなんて、数年前には想像すらできなかった話です。買収される側の心境やいかに・・・と思って記事を読んでいると、労働組合も今回の買収を歓迎しているそうで、社員にとっては、巨額赤字に苦しむフォードより、利益を出している新興メーカーの方が良いということなんでしょうかね。
それにしても、ロータスは随分と前にマレーシアのプロトンの子会社になっていますし、TVRもロシア人に買収され、ローバーにいたっては消滅と、イギリスの自動車メーカーはどうも経営が上手くないようですね。クルマそのものはとても魅力的なものが多いと思うのですが、あまりに趣味的な方向に行き過ぎて採算度外視だったりするんでしょうか。
ジャガーにしてもランドローバーにしても、タタ自動車の下で収益を改善させ、更に魅力的なクルマを出してくれれば、それはそれでいい事だと思うのですが、衝撃の超低価格車「ナノ」のイメージが強すぎて、個人的には違和感ありまくりです。低価格なジャガーとか出さないようにしてもらいたいものです。