キューバの投手のグローブ

北京オリンピックで日本の野球が大コケしてから一週間、どうにも気分が盛り上がらず、ペナントレースを見てもなんか冷めております。最強だと信じていた日本の野球が、あの程度だったのか・・・と思うとねぇ。敗因については、今も新聞や雑誌、ネットで散々議論されているので、今更私がここで書くこともありませんが、それにしても韓国とキューバの強さは際立っていましたね。
私的には、キューバの野球のバランスの高さに関心しておりました。パワーがありながら基本に忠実で繊細なプレーもできて、まったく穴が無い感じで素晴らしかったです。それと、もう一つ気になって見ていたのがキューバの投手のグローブです。投手はアップになるので、テレビで観ていても使っているグローブがよく観察できるのですが、長年使い込んだ感じでヤレてはいるものの、これがピカピカに磨き上げられていてとてもカッコイイんです。リリーフで出てきたある投手は、明らかに投手用のものではないグローブでしたが、これもよく手入れされていて良い感じでした。
日本のプロ野球選手は毎年メーカーから潤沢に道具を供給されているので、テレビに映るグローブはみんな新品のキレイさですが、こういうところからしてもキューバの底力に敵わないような気がしました。給料も道具も日本人選手の方がはるかに上で恵まれているのに、強かったのは断然キューバだった訳で、日本の野球はひ弱だったと言われても仕方が無いかも知れませんね。
次は春にまたWBCが開催されます。韓国やキューバと互角に戦うために、日本の野球はこれからどう対策していくのでしょうか。日本の野球はこんなもんじゃない!というところを見せてもらいたいものです。