新年度の始まりに

毎年、4月1日の朝刊に掲載されるサントリー角瓶の広告を楽しみにしています。新社会人に向けて、伊集院静氏がメッセージを贈っているのですが、社会人になって既に二十年の私が読んでも、胸にグッときます。
今年は、「その仕事はともに生きるためにあるか。」という題で、自分だけが富を得ようとする仕事が愚かなことだと語り、こう問うています。


その仕事は卑しくないか。
その仕事は利己のみにならないか。
その仕事はより多くの人をゆたかにできるか。
その仕事はともに生きるためにあるか。


と。
人様に向けて恥ずかしくない仕事をしているつもりですが、改めてこう問われると、しばし考え込んでしまいます。何だか日々を惰性で過ごしてしまっていて、こういうアツい志を忘れてしまっているなぁ、と反省しました。
百年に一度と言われる不況の最中にも、たくさんの新社会人が今日デビューしました。彼等に負けぬよう、オッサンもフンドシを締め直して頑張らねば!