OPhoneってアンタ・・・

今日届いた日経コミュニケーションの７月１５日号の特集は「中国携帯電話市場の真実」というもので、ケータイの巨大市場である中国の動向について色々と書かれていて面白いのですが、驚いたのが「OPhone」という新プラットフォームの話。
てっきりiPhoneの偽物かと思って記事を読み始めたのですが、そうではなくて、チャイナモバイルというキャリアが今月にもリリースする予定の真面目なプラットフォームのことでした。中国では、正規の認証を取得せずに販売される「ヤミ携帯」が跋扈しているそうで、「HiPhone」やら「CiPhone」などという名前の、まんまiPhoneのコピー品があるそうですが、「OPhone」はそういった偽物とは本質的に異なる正規のケータイということになります。
が、記事を読むと「OPhone」の見た目や使い勝手はiPhoneそっくりなんだそうで・・・そんなんでいいのか中国！？とツッコミを入れたくなります。チャイナモバイルといえば中国最大の携帯電話事業者ですよ。そんな会社がiPhoneモドキを堂々と出してくるところに中国という国の節操の無さを感じます。
コンテンツ販売という儲かる部分を、アップルのような端末メーカーに取られないようにするためには有効な手段だとは思いますが、何だかなぁ・・・。相変わらず著作権だとか知的所有権の概念が全然無い国なんですね。