有次の玉子焼き器

京都に帰省といっても、普段は実家かその近辺でダラダラと過ごすだけなのですが、今回はちょっとした用事があったので両親ともども錦市場に行ってきました。目的のお店は有次さん。包丁を中心とした日本料理の各種道具を扱うお店です。
ここの玉子焼き器が欲しい、と以前から母が言っていたので、じゃあワシが買ってやらぁ!ということで買いに行った訳です。いや、何も無ければ私がこんな高級なものを買うはずもないのですが、息子が小学校に入る時に立派なランドセルを両親に買ってもらっていたので、せめてものお返しということでして・・。
で、購入したのが写真の玉子焼き器。これで出汁巻き玉子をつくるわけですね。
いやいやさすがに立派なシロモノです。厚みのある銅で作られており、玉子を焼く部分は錫引きになっています。最初は、出汁を入れないプレーンな玉子焼きを何回も作って油を馴染ませるそうで、買ったその晩から、母に味無しの玉子焼きをさんざん食わされました・・・。次に帰省する時には旨い出汁巻きが食えることを期待したいものです。

私とカミさんは、有次さんに行くのは実は初めてだったんですが、ずらりと並ぶ各種包丁や銅製の色んな料理道具は、見ているだけでも楽しかったです。お値段はそれなりに高価なので気安く買えるものではないのですが、購入した後のメンテナンスもしっかり対応してくれるそうで、その辺の安心料も込みと考えればまぁ納得かな、と。実際、店では若い衆がお客さんから預かった包丁を手際よく研いでいましたし、ウチが購入した玉子焼き器も、もし焦げ付かせたりしたら修繕してくれるそうです。
そんな気は全然無かったのですが、お店で色々眺めているうちに包丁が欲しくなってしまいました。カミさんが使う包丁とは別々にしたいなぁ、とか何とか言って、次に帰省する時にまた有次さんに行ってしまいそうでマズイです。